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00:00 オープニング
00:54 代表理事挨拶
03:52 中島氏報告開始
07:55 SWIFTについて
37:36 中銀デジタル通貨について
この動画は、下記のとおり開催された当財団の2021年度第4回公開研究会を記録したものです。
テーマ 「中銀デジタル通貨とは何か-設計上の論点とインパクト-」
報告者 中島真志(麗澤大学経済学部教授
日本銀行、国際決済銀行(BIS)などを経て現職)
日 時 2022年3月12日 (土)16:40~18:40
(報告1時間、質疑応答55分)
場 所 オンライン(zoom)開催
最近、「中銀デジタル通貨」(CBDC)という言葉を聞く機会が増えている。CBDCとは、中央銀行がデジタルの形態で発行する通貨であり、一言でいうと、現金をデジタル化したものと考えればよいだろう。
カンボジアやバハマなどではすでにCBDCの正式な発行にこぎ着けており、中国でも「デジタル人民元」の導入が今年中に見込まれ、すでに発行は秒読み段階である。欧米でも、ECB(欧州中銀)が、昨年10月から「デジタル・ユーロ」のプロジェクトを開始しており、米FRBでも今年1月に取組み方針についてのレポートを公表した。この間、日本銀行でも昨年4月から「デジタル円」の実証実験を始めている。
こうした状況の下、本研究会では、なぜ今、中銀デジタル通貨が問題となっているのかについてみたうえで、先進プロジェクトの状況についてみる。そして、CBDCのデザインについて、いくつかの論点からどのような設計タイプがありうるのかについてみることとする。そのうえで、CBDCが実際に導入された場合にどのようなインパクトが生じる可能性があるのか、懸念すべき点はないのか、などについて考えてみたい。
▼報告者略歴
1981年一橋大学を卒業後、日本銀行に入行。調査統計局、金融研究所、金融機構局、国際決済銀行(BIS)などを経て、2006年より麗澤大学経済学部教授。博士(経済学)。早稲田大学非常勤講師を兼任。
主要著書として、『決済システムのすべて』『証券決済システムのすべて』『SWIFTのすべて』『外為決済とCLS銀行』などがある。決済分野を代表する有識者として、金融庁や全銀ネットの審議会等にも数多く参加している。
2017年発刊の『アフター・ビットコイン』は、仮想通貨とブロックチェーンを扱った一冊として注目を集め、5万部を超えるベストセラーとなった。また、最新刊(2020年発行)である『仮想通貨 vs. 中央銀行-デジタル通貨の次なる覇者-』では、中銀デジタル通貨(CBDC)について詳しく解説している。