50年以上持つ家とは(外壁編)

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兵庫・姫路の工務店モリシタ・アット・ホーム

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Жыл бұрын

今日は、50年持つ家の外壁について解説をしていきたいと思います。
最近は家づくりのコストがすごく上がっているので、より一層「質を長期間保てる家にしたい」というニーズはどんどん高まっていますよね。そんな中で、営業の現場では外壁の優位性についてお客様にアピール合戦をするので、たくさんの説明を聞いてお客様が混乱したという話をよく聞きます。今日はその辺に対しての1つの考え方、基準について解説しますね。
外壁と一口で言ってもいろいろあります。例えば一番ポピュラーに外壁に使われている、サイディングというものです。これには6つの種類があります。
1つは窯業系と言われているもの。セメント系のパルプなんかを混ぜて固めたような板です。それから金属系と言われているもの。金属のガルバ板の後ろに、一部断熱材を貼ったようなものです。金属そのものという物もあります。樹脂系と言って、プラスチック樹脂で形成したもの。それ以外に、木質サイディング(板塀)があります。最近はウッドサイディングとも言いますが、サイディングというのは一部加工が施されたり実(さね)が付いているような物を言います。板塀とほぼ同じです。
それ以外だと、日本で多いのは塗り壁です。古くは漆喰とか最近だとモルタル大壁があります。また、モルタルやサイディングの地の上にジョリパットを塗ることもあります。最近は、無機質で耐久性も風合いもある、火山灰で作られたそとん壁というものも選ばれます。それから、大手ハウスメーカーさんに多いのがタイル貼り住宅です。
これらには特徴があって、それぞれに良さやデメリット部分もあるわけです。例えば窯業系サイディングの中でもすごく幅があり、耐久性が10年のものから30年保証するものまであります。木質サイディングは10年しか持たないと言う人がいます。でも私は、ウッドロングエコみたいな無機質系の塗料を塗ったものは長く持つ実感があるので、30年持つという人の意見もわかります。塗り壁に関しても、10年・15年ぐらいは持つと言う人もいれば、そとん壁やタイル貼りは40年・50年はメンテナンスフリーで持つと言われる方もいらっしゃいます。
他の評価基準に、耐火性があります。樹脂系サイディング・木質サイディングは火に弱いです。ただ木質サイディングでも、特殊な耐火加工がしてあって全然燃えないものもあるので、これも幅があります。
重さに関しては、窯業系のサイディングは重たいです。タイルも重い傾向があると思います。コストに関しても1つの目安ですが、窯業系・樹脂系がやや安くて、塗り壁とかタイルは高くなるイメージです。
メンテナンス期間もいろいろあります。8〜15年、10〜15年という形が多いです。意外ですが、タイルも10年おきぐらいにメンテナンスした方がいいこともあります。というのも、タイル面自体は強いのですが、タイルの収縮による割れを逃がすための伸縮目地を必ず作るのです。これが劣化することがあるので、タイル壁を良い状態にしておくためには、短いスパンで見ておく必要があります。
ここまでを総じて、メリット・デメリットを簡単に説明します。窯業系サイディングは、コストとか施工性とかデザインに関しては豊富です。デメリットとしてコーキング劣化がありますが、最近はコーキングレスもあります。一番のデメリットは流行です。どれだけ最先端でカッコいいものを張っても、10年経ったら10年前のサイディングになります。
金属サイディングの良さは、素材感です。素材そのものを使うので。デメリットとしては、サビや塩害に弱いです。もちろん塗膜の処理によって幅がありますが。
樹脂系サイディングの良さは割れにくいことです。塗装をし直さなくてもいいとよく聞きますが、私の経験では、古い樹脂系サイディングは汚れがひどいことが多いです。洗う場合、足場を組んで洗わなければなりません。塗り直しよりは安く済むと思いますが、そこが良し・悪しかなという気はします。
木質サイディングのデメリットとしては、水に弱く腐食してしまうことです。また、防火地域では不燃加工していなかったら使いにくいです。良さとしては、木なので温もりがあるし、味があります。さっきの流行の話と逆になりますが、木の素材は時と共に味が出て、日本人が好きな侘び寂びに繋がるような味わいがあります。
塗り壁も幅はありますが、自由度もあるしデザインもいいし、耐久性の高いものもあります。ただ、一方でヒビや汚れが付きやすいです。漆喰の家でも、スイス漆喰は汚れが付かないとよく言いますが、日本漆喰で汚れが付いて汚らしくなる事例は、ゼロではありません。なぜそうなるかは後でまた説明します。
タイルに関しては、耐久性とかメンテナンスをあまりしなくていいのがメリットです。しかしタイルにも乾式タイル・湿式タイルの2種類があり、湿式は割れやすいです。乾式は、ビスやフックで引っ掛けてタイルを保持するものですが、湿式はモルタルや接着剤で貼り付けます。乾式は割れにくく、湿式は割れやすいことを覚えておいてください。
タイルにも、意外に流行があります。タイルは長持ちしますが、40年・50年経つと古くなるんです。耐久性がどうこうじゃなくて、デザイン的な見た目の話です。町を歩いていたら「このビルは古いな」「50年経ってるな」と思うようなビルがあるじゃないですか。それが味になるほど、素晴らしいデザインだったりオーソドックスなデザインだったりしたらいいと思うのですが。
ボワンと広がった話をして「結局何の話かわからない」と怒られそうなので、私の考えを言います。50年持つという視点で考えたら、重要なのは壁(表面材)の下地部分です。
ここまでの話では、外壁自体を種類別に解説してきました。それ以外に耐久性を担保するものとして、内装材の内側にあるバリアと通称で言われているものがあります。気密を担保したり、夏型結露を阻止するためのいわゆる可変型の透湿性のものです。当然外壁だけで家が持つわけではなく、その下には防水シートが必ずあります。このシートの透湿性が高いことが重要です。
透湿性が高いと、壁体内の湿気を出して構造体の寿命を延ばすという素晴らしい働きがあるのです。この働きを支えるものが、外壁の裏側の通気です。湿気というのはどんどん入ってきますから、これを吐き出します。あるいは雨水だったら、下に切れていくということになるのです。
外壁を選ぶ時は、表面材のチョイスも重要ですが、表面材を支える下地の部分に着目してください。防水がきっちりされているか、シートも性能が高いものが選ばれているかどうかをチェックしましょう。
私はよく、デュポンさんのタイベックシートやウルトさんのシートを薦めています。国産で出回ってる物に比べて、この海外製の2つは非常に耐久性が高いです。これは30年・40年の実績で証明されています。「表面は何でもいいけど、ここだけはいいものにしてね」といつも言っています。
そして建物の耐久性において、通気と換気は究極に重要です。きっちり計算されて作られた建物は、できた当時は強いですよね。でも、時間が経つと劣化していくじゃないですか。この劣化を遅らせるのは、雨漏りを止める止水と、入ってきたものを速やかに出す排気あるいは通気です。下屋なんかは、特に排気した方が絶対いいです。壁から入れて上に上げるなんて無理な設計をする人もいますが、実際はうまく流れません。こういうところをちゃんと建物の仕組みとしてできているかどうかが、重要だと思います。
雨仕舞という言葉を、最近よく好んで若い人に説明しています。家って潜水艦や原子炉じゃないので、完全に隙間なく止水することはできません。一定の隙間というのは出るものです。しかし、地球上に建つ家は重力の影響を受けますから、必ず水というものは上から流れて下に切れていきますよね。これが素早く切れて水が逆流して入らなければ、家は止水が担保できるのです。勾配や水切りとかで水を上手に逃がしていくことを、雨仕舞と言います。
さきほど、高耐久の壁としてそとん壁を紹介しました。そとん壁は少し値段が高いけど素晴らしいものだと思います。ただ、あれは軒が出ていない建物に使うと結構汚れるんです。壁としてはメンテナンスフリーかもしれないけど、「あんなに汚れたらどうなの?」と思うような現実の施工例もたくさん見ます。特にデザイナーの方が作った店舗なんかで、雨が当たり放題みたいな所のそとん壁は、数年で見るも無残な汚れ方をすることもあるほどです。そうなってくると、塗り壁で何を選ぶかよりも雨仕舞をどれだけちゃんとやるかが優先順位が高いのかなと思います。
その上で外壁材(窯業系サイディングなど)を選ぶとなると、流行というデメリットがありますよね。これをどう逆手に取るかがポイントになると思います。昔流行った柄みたいに、柄物には流行があるじゃないですか。無地の物は比較的流行が少ないです。だから無地物の方がいいかなと思います。
もっと言うと、素材を選ぶべきだと思います。例えばタイルも、焼き物・瀬戸物という素材ですよね。金属系のガルバも、木質系も素材です。あるいは石を貼るという手段もあります。安藤忠雄先生が得意なコンクリートの打ちっ放しも、コンクリートという素材です。ああいうものに関しては流行り・廃りが少なくて、しかもベーシックなデザインをすれば時の流れに左右されません。もちろん古くなるし汚れることもあるけど、味が出てくることを考えたら、いいんじゃないかなと思ったりします。
外壁材を何を使うかという姿勢も、もちろん大事です。ただ、それを支える下地の部分や雨仕舞も大事だということも頭に置いていただいて外壁を選んでいただくと、満足できるものがチョイスできると思います。ぜひ参考にしてみてください。
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#モリシタアットホーム #外壁 #サイディング #塗り壁 #タイル #姫路 #工務店 #注文住宅

Пікірлер: 63
@ktwmjgrktcv
@ktwmjgrktcv Жыл бұрын
いつも有益な情報ありがとうございます。とても勉強になります!
@morishitaathome
@morishitaathome Жыл бұрын
お役にたったならよかったです。
@lifeyoutube9492
@lifeyoutube9492 Жыл бұрын
12:00 「表面は何でもいいけど~」めちゃ笑いました😂
@morishitaathome
@morishitaathome Жыл бұрын
言い切りごめんなさい!
@yukioiino1
@yukioiino1 Жыл бұрын
参考になるお話、いつもありがとうございます。 今、地元の工務店さんに家を建てていただいています。外壁はSTOという塗り壁で、耐久性は高いらしいです。 防水シートに使っているタイベックと、気密シートのウルトの名前を森下さんが仰っていたので、ちょっと嬉しくなりました。来月、引き渡しですが、住むのが楽しみです。
@morishitaathome
@morishitaathome Жыл бұрын
いいですね!素敵な家の完成祈っております!
@user-dv6gj1iz9p
@user-dv6gj1iz9p Жыл бұрын
外壁材は他にもPCとかALCもありますね。 シンプルで素朴な外観なら流行に左右され無さそうですね。
@morishitaathome
@morishitaathome Жыл бұрын
ALCは必ずコーキング増打と吹替が必要ですね。PCもおさまり次第ですが必要です。ご指摘のとうりシンプルイズベストだと思います。
@pukopekopako
@pukopekopako Жыл бұрын
9:14「味になるほどの素晴らしいデザインの力というか色目の力というか・・・」コレ意外と大きいと思います。 小さくても古びていても、良い家の風格みたいなものがあるとボロさを感じない。 実際に長く持つ家は、外壁の材料よりも下地や雨仕舞の見えないところをどれだけ丁寧に施工しているかどうかですね。
@morishitaathome
@morishitaathome Жыл бұрын
おっしゃるとうりですね。防水より雨仕舞です。
@sumai-soudan-tarou
@sumai-soudan-tarou 6 ай бұрын
シートではなく塗料での施工方法が米国で浸透し始めているそうです。 通気層の雨仕舞い用の塗料(透湿防水塗料)【DOG】を開発しました。 公的機関の評価申請に着手し各地で実験を始めました。 室内側からは気密防水塗料【CAT】で湿気の壁体内侵入阻止を提案しています。 いずれもリノーベーション工事の強い味方になってくれそうです。
@morishitaathome
@morishitaathome 6 ай бұрын
いいものができたんですね!どんどん発信ください!
@user-tp4qp3dn4t
@user-tp4qp3dn4t Жыл бұрын
森下さんのように優しくて、考え方が深い人格者に将来的にはなっていきたいです。 どうすれば森下さんのようになれるのでしょうか。。。
@morishitaathome
@morishitaathome Жыл бұрын
人格者なんて滅相もない。ほぼ毎日女房におこられてるジジイです汗。
@user-tp4qp3dn4t
@user-tp4qp3dn4t Жыл бұрын
@@morishitaathome 怒られながらもうまくやっている森下さんが私の憧れです。 同じく娘を持つ私が目指すべき存在です。(娘2歳、私33歳)
@user-sl8rq7nz4i
@user-sl8rq7nz4i Жыл бұрын
いつも拝見してます。 木板張りの張り方のメリットデメリットが知りたいです。
@morishitaathome
@morishitaathome Жыл бұрын
いつも視聴いただきありがとうございます。テーマとして検討させていただきます。
@user-jx8gr7rt6b
@user-jx8gr7rt6b Жыл бұрын
50年持たせるには、軒の張り出しがないと、何を貼ってもだめですね。雨に当てないことです。
@morishitaathome
@morishitaathome Жыл бұрын
はい!おっしゃるとうりだと私も思います。
@user-oe7pr5ww2m
@user-oe7pr5ww2m Жыл бұрын
築40年ほどの実家は軒無しで外壁がタイル張り、石張り、塗装のミックスですが塗装部分は2回塗り替えてますがタイルと石はその時洗浄だけで40年近くそのまま一切補修してないですが全く何ともないです、多分あと10年ぐらい普通にいけると思います、何ならタイルは100年ぐらいいけるんじゃないかとすら思えるほどで...
@user-fv1vb2ly4f
@user-fv1vb2ly4f Жыл бұрын
外壁の素材についても色々ありますが、それ以外に重要なことがあるんですね勉強になります。 我が家は外壁はバルバリウム鋼板でと考えていますが sgl鋼板と言う物も耳にしてネットで調べてみたらsgl鋼板の方が耐久性が高いとありました。 価格差などがわからないのですがsgl鋼板の方が良いのでしょうか? もし森下さんも使用したことがあれば違いなど教えて頂きたいです。
@morishitaathome
@morishitaathome Жыл бұрын
エスジーエル鋼板とはざっくりいうと、ガルバリウム鋼板を改良させたメッキ鋼板です。ガルバリウム鋼板よりも耐久性に優れていると言われています。鋼板を被服する素材にマグネシウムがプラスされているのが特徴ですね。穴開き保障期間が10年⇒25年になるとのことです。コストはやはり少し高くなります。私的には海のそば500M以内なら塩害に強いのでお勧めです。5キロ以上離れているなら通常ガルバでも特に問題はないかなと思います。結論としてはコストがOkならどこであってもおすすめです。
@user-fv1vb2ly4f
@user-fv1vb2ly4f Жыл бұрын
お返事ありがとうございます。 海には近くありませんが、大きな川には近いです。やはり、コスト面ですね。屋根だけでも使用出来たら良いかな?と思ったりしました。 価格差、聞いてみようと思います。
@rasiraka305
@rasiraka305 Жыл бұрын
合板に何か加工した外壁材です。15年、25年で塗装しています。現在築35年塗装後10年経ちましたが塗装はきれいでチョーク化していません。生きておれば10年後くらいに外壁やり替えを考えています。 100年家を持たそうとすれば修繕費をどれくらいかけていけばいいでしょうか。因みに我が家(30坪、地震災害復旧もあり)は年50万円くらい使っています。
@morishitaathome
@morishitaathome Жыл бұрын
100年持たせるなら最低建築コストくらいはメンテにかける必要がありますね。インフレで物価があがればさらにですね。
@user-gu4mf5hg5k
@user-gu4mf5hg5k Жыл бұрын
外壁について、勉強になりました。 家を買って、6年くらいから外壁塗装の訪問販売が来るようになって困っています。 良い断り方や、防止する方法があれば教えて下さい😥 狙われやすい家の特徴があれば、教えて下さい😀
@morishitaathome
@morishitaathome Жыл бұрын
6年とは飛び込み営業の人も必死ですね。ゴミ屋敷みたいな片付いていないは彼らも見限るのですが、その方法はいやですよね。なので、インターフォン付近に「訪問販売お断り」と掲示するのも一定の効果がありますね。www.amazon.co.jp/%E3%80%90BABICARE%E3%80%91%E8%A8%AA%E5%95%8F%E8%B2%A9%E5%A3%B2-%E4%B8%80%E5%88%87%E3%81%8A%E6%96%AD%E3%82%8A-%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC-UV%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%88-100x100mm/dp/B09KGLG1RH/ref=sr_1_2_sspa?crid=QJBKE5Z57P1R&keywords=%E8%A8%AA%E5%95%8F%E8%B2%A9%E5%A3%B2%E3%81%8A%E6%96%AD%E3%82%8A%2B%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%88&qid=1681605738&sprefix=%E8%A8%AA%E5%95%8F%E8%B2%A9%E5%A3%B2%2Caps%2C179&sr=8-2-spons&spLa=ZW5jcnlwdGVkUXVhbGlmaWVyPUEzOFNZVllJWk1WNEw4JmVuY3J5cHRlZElkPUEwNjM5NzUwM0ZGQUpUVVdHWlpQSiZlbmNyeXB0ZWRBZElkPUEzREZCNlNNM1hHR1g2JndpZGdldE5hbWU9c3BfYXRmJmFjdGlvbj1jbGlja1JlZGlyZWN0JmRvTm90TG9nQ2xpY2s9dHJ1ZQ&th=1
@user-gu4mf5hg5k
@user-gu4mf5hg5k Жыл бұрын
6年で外壁塗装は、早いですよね😅 ゴミ屋敷みたいだと、来なくなるんですね! その方法は、厳しいのですね😅 玄関に訪問販売お断りのステッカーを貼るのを検討してみます😃 返信して頂き、ありがとうございます😃
@user-eg6hl6lr5f
@user-eg6hl6lr5f 6 ай бұрын
はじめまして、沖縄で建築予定ですが沖縄の主流はRCです。ただ価格高騰もあり、木造にしました。海まで200mくらいですが、周りはRCの住宅に囲まれています。セレクトリフレックスという塗り壁にしたのですが、やはり15年ほどで塗り替えがくるのでしょうか?煉瓦にすれば良かったのかと少し後悔しております。また、断熱材はグラスウールですが通気層がありません。もともとセルロースで施工予定だったのですが予算の関係でグラスウールになりました😢通気層がないのは大丈夫でしょうか?
@morishitaathome
@morishitaathome 6 ай бұрын
通気層は2つの意味があると思います。壁の雨仕舞として、透湿防水シートを貼られているとはいえ、長期の雨水侵入に備え水切れのよさや乾燥しやすさで優れて機能があります。なので、通気層はあったほうがいいですね。もう一つは冬型結露対策に壁体内に入った水蒸気を素早く放出する機能。冬はそれほど寒くないので本州ほど考えないでいいとも思いますが、夏型結露は心配なので屋内側の気密シートは、可変透湿シートがおすすめですね。
@VredeenRecht
@VredeenRecht Жыл бұрын
モデルハウスで使われたのは金属系と樹脂系サイディングですか?
@morishitaathome
@morishitaathome Жыл бұрын
金属系ですね。あとは塗りや木張です。
@tomomoko0412
@tomomoko0412 Жыл бұрын
森下さんは壁内の通気をとらない工法ってどう思いますか? 工務店で建築予定なのですが、壁の通気層がありません😅屋根は屋根換気のための通気層はあるそうです💦 アイシネンの吹付断熱なので壁内結露が起こらないから壁の通気は必要ないとの説明を受けましたが、雨仕舞いの観点ではどうなのでしょうか? 不安になってきました😂
@morishitaathome
@morishitaathome Жыл бұрын
外壁に通気層があるほうがなぜいいかというと、2つの理由があります。一番は万が一壁体内に水蒸気が侵入しても冬型結露がおきないように素早く外部に放出するためです。なので吹付断熱でスキン層の利用や補強の防湿シートで水蒸気の侵入を大幅に阻止できているなら、そのリスクはとても小さくできると思います。そしてもう一つ雨仕舞としての機能ですが、外壁をどんな材質でどんな雨仕舞で逃げるかにもよりますが、タイベックシートなど優れた耐久性のある透湿防水シートをきちんと施工されれば大きな問題はないと思います。しいていえば壁の表面の塗膜が劣化してしまうと通気層という緩衝帯がない分毛細管現象で染み込みやすい部分はあるかもしれません。なので、早め早めにメンテして外壁の塗膜性能を維持していかれたらどうでしょうか。(通気層だあってもメンテナンスの重要性は同じですし)
@ebichuman401
@ebichuman401 Жыл бұрын
透湿防水シートについて いつも家づくりの参考にさせていただいています。とても勉強になります。ありがとうございます。 現在、ハウスメーカーさんと詳細仕様の打ち合わせ中です。 そこで質問させて下さい。 契約したハウスメーカーの標準仕様は当初デュポン社ハウスラップでした。 ところがハウスラップにハウスメーカの社名とロゴを入れることができなくなった関係で 一村産業のスーパーコートexに仕様変更になりました。 一村産業HPの実験では50年相当の耐久性がある。ハウスメーカーも30年保証しますと言っています。 それでも追加費用をかけてデュポン社にするべきでしょうか?ご教示お願いします。
@morishitaathome
@morishitaathome Жыл бұрын
カタログデータでは耐久性ありそうですね。ただ、使ってみての経験値がないのでなんとも言えないのが正直なところです。ハウスラップは築20年の壁を解体して拝見したことはありますが、なんともなってなかった経験があります。メーカーが20年保証をしていますしね。(余談ですが、こういうメーカーは倍もつという自信があって年月を提示するというのはメーカー研究者から世間話で伺ったことがありますので、一村産業さんが何年保証されているかで推察もいいかもです。)
@ebichuman401
@ebichuman401 Жыл бұрын
@@morishitaathome ご返信ありがとうございます。 実績が有れば悩まないんですが何十年もデュポン社1択で日本メーカーが劣るのが不思議です。 特許などの特別な理由があるのかなと思っています。 そこを◯◯技術でカバーしていますと一村産業さんがしっかり根拠を説明してくれれば良いんですが 住宅の劣化に大きく影響するところなので安易に結論が出せないです。
@user-dt8tm4lu1q
@user-dt8tm4lu1q Жыл бұрын
素材デザイン設計施工すべてがそろわないと理想の家はできませんね。でも制約があるのでどこかで妥協するのが現実です。40年以上前の某大手ハウスメーカーの乾式タイル製造ラインの立ち上げから完成まで携わりましたがやはり問題は意匠です。大きな定尺パネルを焼き上げるわけですからタイルの利点はすべて持っているものの色や柄、目地などは普通のサイディングのように釉をプリントして焼きます。表面はガラス質ですので50年どころか100年たっても色もあせず風雨に耐えカビもつかず水洗いだけで蘇りますが悲しいかな繰り返しパターンの意匠の出来に左右される運命から逃れることはできません。施工不良による落下や汚れ色落ちの心配はない代わりに継ぎ目のコーキングは必要ですし壊れた場合の補修パーツも運次第。理想ってい追いかけても追いかけても捕まえることは不可能に近いですね。
@morishitaathome
@morishitaathome Жыл бұрын
私もハウスメーカー時代大型パネル+タイルのトライについて本社の開発の人の苦労話を聞いていました。実用化の先にそういう問題も残るんですね。メンテナンスフリーは何をもっていうのか?完全なものは今だないですよね。
@user-qh7il2ub5i
@user-qh7il2ub5i Жыл бұрын
タイルが素材なら、窯業系サイディングも焼き物だから素材といえる?塗り壁は?なにを「素材」というのかは、なかなか難しいですね。
@morishitaathome
@morishitaathome Жыл бұрын
左官で使うものは手仕事で素材を塗るので、素材的というニュワンスですかね。
@user-qh7il2ub5i
@user-qh7il2ub5i Жыл бұрын
@@morishitaathome 素材という言葉は、成分が単一とか、成分が少ないという意味ですよね。その感覚だと、モルタルや左官材料は混合物だから素材でないのかなと思います。 窯業系サイディングやクッションフロアのような新建材も、町工場の人が知恵を絞って作ってると思えば悪いものではない気がします。 経年変化が美しいかというのは、結局、我々がその物の経年変化を見慣れているか、ということのような気がします。新建材の経年変化も将来的には美しいと受け入れられるほではないでしょうか。
@morishitaathome
@morishitaathome Жыл бұрын
@@user-qh7il2ub5i 新しい建材の経年変化たのしみですね。あたらしいスタンダードができるかもしれません。
@yuuuki3284
@yuuuki3284 Жыл бұрын
いつも楽しく拝見しております。現在新築を計画しており、外壁にタイルを採用しようと計画しています。ベースサイディングにタイルを貼っていく工法があると思いますが、この工法の耐久性はいかがなのでしょうか?サイディングにあまり耐久性があるイメージがなくタイルのベースがサイディングと聞いて心配になります。この場合も必要になるメンテナンスは動画の中でおっしゃったコーキングの打ち直しくらいなのでしょうか?またコーキングを高耐久なタイプなどにしたらメンテナンス周期を伸ばすことも現実的に可能なのでしょうか?
@morishitaathome
@morishitaathome Жыл бұрын
外壁の劣化は、紫外線と雨風+雪だと思います。直接当たらない時点でサイディングの下地はかなり持つと思います。コーキングは高耐久のほうが長期間品質保持してくれると思います。今実証中ですが、10年経過がたのしみですね。
@katchan-t
@katchan-t Жыл бұрын
先生の動画をいつも拝見させて頂いています! ジャンルは塗り壁に属すると思いますが、アルセコはどのように評価されているのかお伺いしたいです。 よろしくお願いします!
@morishitaathome
@morishitaathome Жыл бұрын
不燃性能の高いロックウールを使う付加断熱で、同時に透湿性もキープするものですね!とてもいいものだと思います。私はまだ施工したことがなくコストに関してわからないので、そこしだいですかね。
@TheGospellers
@TheGospellers Жыл бұрын
50年前の過去の技術の物が今どういう状態かは分かりますが、現代技術の物が50年後どうなっているかなんて50年経たないと分かりません。森下さんの会社がある姫路にある姫路城だって50年に一度、塗り替えてますよね。家に限らず手入れ無しの放りっぱなしで50年も現状維持する事は無理だと思います。
@morishitaathome
@morishitaathome Жыл бұрын
ほんとそうですね!50年持つという言葉の定義も人により解釈や期待が違います。一般の方は文字道理何もしなくていいと思われている方が多いので注意が必要ですね!
@you8996
@you8996 Жыл бұрын
質問です。家って丈夫に作りたいと考えがちですが時代的に本当に頑丈である必要ってあるのでしょうか?こちらは長野の田舎ですが金持ちの農家が多いので大きな入母屋の家がたくさんあります。ただ時代が変わり生活様式が変わってしまい使わない田の字の畳の部屋があり家が大きいのに狭い居間等、今の時代にはとても使いづらい間取りです。良い時代に建てた物なので住宅本体はしっかりしていますが瓦、樋、水回り、サッシ等りふぉーむしようとすると今風の高断熱高気密の実用的な家が建てられます。昔の家を建てた年寄りは死んで甲斐性がない子供がその大きな家を維持管理できないパターンが多数でています。自分の代だけ快適であればいい家でいいのでは?と考えますがどうですか?
@morishitaathome
@morishitaathome Жыл бұрын
小さくて上質ない家は時代を超えて価値が落ちないと思います。専門的な言葉になりますが、スケルトンインフィル構造で可変性が担保されれば最高だと思います。
@user-mi9cx7oy5q
@user-mi9cx7oy5q Жыл бұрын
ALCはどうでしょう?
@morishitaathome
@morishitaathome Жыл бұрын
ALCは耐火性、防音性はなかなかいいですね。ただジョイントのコーキングの痩せに対する増打ちや、表面の塗膜の定期的なメンテナンスをきちんとする必要がありますね。それさえできればロングライフなものだと思います。
@user-mi9cx7oy5q
@user-mi9cx7oy5q Жыл бұрын
ありがとうございます。 工務店がALC施工が得意なようなのでコーキング等のメンテナンスについては覚悟の上採用検討します。 いつも楽しく拝見させて頂いております。
@koukaku2501
@koukaku2501 Жыл бұрын
外壁、やっぱり千葉県や茨城県は地震と台風と塩害があるから検討難しいですな。どうやっても塩害と地震に負ける。 瀬戸内の地域は、千葉や沖縄に言わせたら塩害ほぼないんだから羨ましい。沖縄とか、パイプハウスが2年で腐りますわ。 ただまあ、千葉で鉄骨の工場使ってる感じだと、外壁材の鉄板は5年ごとにメンテナンスしてたらまあそこまで酷く腐ることはないでしょうね。腐ったとしたら設計か施工不良か壊れたままのどれか。 デザイン性一切なしの耐久性全振りとなると、ダムコンクリートに断熱とかになっちゃうんですかね。コンクリート代アホみたいなことになりますけど。 コンクリートのいい点は、高圧水とか高圧温水での洗いがしやすい点ですよね。壁が壊れる心配が小さい。 通気、夏場は特に煙突効果を利用した構造に何とかならんかとは常々思ってます。
@morishitaathome
@morishitaathome Жыл бұрын
コンクリートの打ちっぱなしは流行りましたが、ほとんど改修して手を入れてありますね。でないとなかなか悲惨な感じもします。塩害は海沿いは多少あると思いますが、太平洋の荒波にくらべると・・そこは経験がないのでよくわかりません。夏場の煙突効果がうまくいっても外気をいれる以上湿気も温度も下がりにくいですからエアコンはほしいと思います。
@koukaku2501
@koukaku2501 Жыл бұрын
@@morishitaathome ありがとうございます。 やっぱり、エアコンで全館一括が良さそうですね。
@rasiraka305
@rasiraka305 3 күн бұрын
最近、築50年には火災保険が掛けられないようです。保険会社の多くはもっと厳しい。40年は良い方でもっと若築に制限とか、保険会社の料金値上げ陰謀?。
@user-eq7mn7cv6j
@user-eq7mn7cv6j Жыл бұрын
メリットだけ語る営業なんて信用できん(-д- 三 -д-) デメリットも合わせて語る営業でないとな( ̄▽ ̄)
@morishitaathome
@morishitaathome Жыл бұрын
おっしゃるとうりですね!
@birdswatch743
@birdswatch743 9 ай бұрын
寿命の話なんじゃないの? メンテナンス代が少ないタイルが一番だと思うけどね 五十年経ったら古くさいって、持てば良いじゃないですかね
@morishitaathome
@morishitaathome 9 ай бұрын
そういう価値基準も大いにありだと思います。
@abc00850
@abc00850 3 ай бұрын
飛び込みセールスマン、タイル張りの家は相手にするなと言われてる。タイル張りが相当高くつくし長持ちする。自宅も上までタイル張り(湿式)で回りはぬり壁、クラックも入らなくて50年以上なんら無し。タイルも流行に左右されないホワイト系。タイルも現場施工の工場ラインで作ったタイルがある。下手な職人が施行したタイル張りはタイルが取れたりしてるが我が家は職人が良かったのか半世紀経ても取れ無しで10年前にタイル掃除に綺麗に洗って貰ってピカピカしてる。 道路沿いにタイルで作られた家々が並んでいた其処は80年以上経ってると思う。古きよき塩梅で残ってる。メンテ無しだな。安く付いてる。
50年以上持つ家とは?(屋根編)
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