益田市から1時間20分、中国道六日市ICからでも1時間10分の道のりの秘境。さらにアクセス道は崖の林道。その試練を乗り越えれば、紅葉の絶景の景色が。登山道はきれいに整備されていて往復3時間もあれば十分安全に歩けます。
【山を選ぶ】
仕事が忙しい。やってもやっても片付かない。これでは切りがないし、どこかで息抜きをしないと病んでしまいそうだ・・・というわけで、今日は1日仕事をしないと決めて山に行くことに。ちょうど紅葉も見納めになりそうだし、数年前に紅葉で感動した大神ヶ嶽・赤谷山に行くことにした。
【駐車場】
登山口に行くまでが少々不安。匹見町から細いクネクネ道を行き、三坂八郎林道へ。道はそれほど狭いわけじゃないけど、落ち葉でカバーされており、路面が見えない。登山口あるあるだから別に驚かないけど、やはり緊張感を伴う。現在朝7:15、対向車は来ないだろう。7:25に登山口到着。一番乗りだ。10台くらい駐車可能な駐車場に車を停める。
【大神ヶ嶽へ】
数年前に来た時にはあった鳥居は撤去されていた。その時すでにボロボロだったしな・・・と考えながら登山を開始する。黄色く色づいたクロモジの道を進む。出発時には肌寒かったが、すぐに気温は上がり、シェルも必要なくなった。久しぶりの登山でうれしくスイスイと足が進む。
橋を渡り、平岩、山葵天狗社、くぐり岩を順に周るとはるか頭上にそびえる大岩の下に出る。その下の三坂大明神にお参りし、大岩を左に行けば赤谷山との分岐になる。
まずは右の大神ヶ嶽へ。さっき迂回した大岩の上だ。ここからは素晴らしい絶景が望める。朝、まだ低い日に照らされる山々が神々しく見える。立ち枯れた木もその絶景を引き立てる感じだ。
【赤谷山へ】
分岐まで戻ると今日最初にお会いした方と雑談した。兵庫から、九州韓国岳に登り、その後この大神ヶ嶽を勧められてついでに登って帰られるそうだ。颯爽と歩かれるきれいでかっこいい方だった。こういう一期一会がうれしいし、あとでyamapでその方が歩かれてきた活動日記を読むのもまた楽しみだ。
分岐からは緩やかに下り、鞍部からまた緩やかに登り返す。稜線に出て左側が展望所になっている。さっき登った大神ヶ嶽や、吉和冠山など目の前に広がる絶景パノラマを楽しんだ。赤谷山に向けて歩みを進めていくと木々の間から立岩と谷の紅葉がちらちらと見えてくる。そして立岩の前に来ると視界が開け、赤い絨毯のような谷と対照的に白くそびえる立岩の絶景ポイントに来る。ここの景色は本当に大迫力だ。
立岩の右側からの急登を登り、立岩の上へ。そこから下って登り返すと赤谷山1181mに到着だ。
【山メシ】
ちょうど9:00、まだおはようございますの時間帯なのだが、ラーメンを持ってきたので食べることにする。トッピングはもやし、ゆで卵、ねぎマシ、ニンニクマシマシで。山でのラーメンは世界一うまいかもしれない。
【下山】
帰りは来た道を引き返す。そして立岩の上に行ってみる。高いところが苦手なのだけど、ちょっとだけ覗いてみた。やっぱり怖くぞくぞくする。写真だけとってさっさと下る。帰りには6組くらいの方とすれ違った。やはり紅葉で人気の山だ。50分ほどで下山した。
最近忙しくて山に行けてなかったが、やっぱり山に登るとリフレッシュできる。何かモヤモヤとしていたものがサーっと晴れていくような感じがする。明日からまた新しい気持ちで仕事に臨めそうだ。