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「画期的なトラック輸送」の話題です。「重たい荷物を運びたい会社」と「軽い荷物を運びたい会社」がタッグを組んで、地球にやさしい輸送方法を編み出しました。
ここは大阪府摂津市にある日清食品の物流拠点。全国の工場から出荷された即席麺が集まり、近畿の各地に配送されます。
【記者リポート】
「静岡県の工場を出た大型トラック1台が今、大阪・摂津市に到着しました。どん兵衛のうどんが見えたんですが、下の方には何か違うものが積んであります。これ、居酒屋さんでよく見かける金属製のビールの樽ですよね。日清食品ってビールも売ってたんでしたっけ?」
【日清食品ホールディングス・浦田博史さん】
「日清食品といえば即席麺ですけれども、今回サッポロさんと共同輸送を行うことになりまして、この通りビール樽が届いております」
上には日清の即席麺、下にはサッポロビールの樽。これには、ワケがあるのです。
【日清食品ホールディングス・浦田博史さん】
「日清食品の製品は、トラックの容積いっぱい積んでも、軽量物であるために積載可能重量では余裕がありました。6tぐらいまだ積めるよという状況でも、容積はもういっぱいで積めませんという状況でした」
【サッポログループ物流・野倉健児さん】
「非常に重たいビールを積むということで、パッと見3分の2くらいが空いているスペースになりますので、その空間が『もったいない』ことになります」
衛生面や温度の管理が厳しい食品の輸送は、運送業者任せにして他の荷物と一緒に運ぶことが難しく、主に専用便が使われます。普段から人材育成で協力していた両社がお互いの悩みを共有し合ったことで、今回のアイデアが生まれました。
【サッポログループ物流・野倉健児さん】
「必然的にトラック台数が減ることになります。今まで運んでいた分よりも、約2割ぐらいのトラックの台数を削減できますので」
【日清食品ホールディングス・浦田博史さん】
「それによって、CO2排出量を年間約10トン削減することができますので結果として燃料費も、その程度削減するということは想定しております」
2024年にはトラックドライバーにも「働き方改革」が適用され、人手不足になるおそれがありますが、運ぶ回数を減らせば解決に近づきます。ドライバーもトラックも、さらに燃料費も減らせて地球に優しい共同輸送。
両社は今後、別のエリアでも導入を検討し、ほかの業種にも協力を広げたい考えです。
カンテレ「報道ランナー」2022年3月3日放送
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#日清食品ホールディングス #サッポログループ物流 #トラック #働き方改革