現役教員です 女性の方が「関心意欲態度」とおっしゃっていましたが、今は存在しない評価項目です。かつてそうであったことは事実ですが、学校も価値観を改め評価項目も見直しています。「陽キャ」などという曖昧模糊とした評価は絶対に調査書に適応しません。 まさしくすぎやまさんのおっしゃった通り、「指導と評価の一体化」により、低い評価をつけるということは、自分の指導力が低いですといっているのと同じです。暫定1なら、評価締切り日までに当該生徒に働きかけ、2になる努力をしなければなりません。ましてや、通知表の評定を脅し文句に使うなど言語道断です。すぎやまさんの言う通り、生徒の良いところしか記載しません。主任→教頭→校長と目が通る中で、少しでもマイナスに取られる表現があれば即刻訂正が入るくらいです。 男性からピアノの話題がありましたが、合唱コンクールでの伴奏歴があったら、行事の項目に記載します。スキー検定、書きます。JET(Junior English Test )、書きます。生徒に声がけして、検定、資格、特技を漏れなく聞き出します。それくらい、調査書では良いことだけを記載しますし、学校外での受賞歴(クラブチームの成績)も記載しています。 確かに世間一般の認識として、悪いことをしたら高校に伝えられてしまう、人質のような存在であると言うことは理解できます。しかし、実態はその頃のイメージから変容しているので、ご理解いただきたい。 ただし、評定(ABCや4、5)について主観的であると言うのは大いに見直す余地のある項目だとも思います。学校ごとで年度始めの標準学力検査の結果を元に、1〜5までの評定を全体の何%ずつとするか、必ず決めていますが、そもそも母集団が地域の中で相対的に勉強のできる学校であった場合、他校では5だったかもしれない生徒が4になるなどは可能性として否定できないからです。 まだまだ改善の余地はありますが、少なくともかつて皆さんが想像するような内申書(調査書)とはずいぶん変わりましたので、そこはご理解いただきたいです。