西武池袋線の歴史について、小学生でもわかるように解説。
明治時代、武蔵野鉄道という鉄道会社が池袋～飯能間を建設。
当初は巣鴨をターミナル駅にする希望だったが、東京府（現東京都）がNGと言って、池袋駅をターミナル駅とするよう要請。
初めは単線、非電化路線で、電車ではなく蒸気機関車が走る。
その後、複線化と電化を実施。
埼玉県の山奥ではセメント工場があったが、この会社は武蔵野鉄道を金銭的にサポートしていた。
そして、吾野駅までの延伸を要請したため、武蔵野鉄道は吾野駅まで延伸。
その後、武蔵野鉄道は経営不振となり、電気代を滞納。
電力会社から電気を一部止められたため、電車の本数を削減。
戦時中になると、東京都心の排泄物を郊外に運ぶバキュームカーの役割を果たす。
以前はトラックで東京湾に捨てていたが、ガソリン不足で鉄道に切り替えたとの事。
戦後になると、沿線の人口が大きく増加。
西武池袋線ではすぐに満員電車の路線の1つとなる。
輸送力強化のため、10両編成運転開始。私鉄では初の事例となった。
一方、この頃には西武秩父線が開業。実質的な西武池袋線の延伸区間となり、西武秩父駅まで走るようになる。
さらに、複々線化を実施。練馬駅からは西武有楽町線という地下線を建設。
有楽町線、副都心線と相互直通運転をスタート。
さらに、東急東横線が副都心線と相互直通運転を始めると、西武池袋線の電車も一部は横浜まで走るようになった。