阪急6300系6354Fを改造して登場した観光特急、「京とれいん」。
8両編成から2両抜き、中間の3,4号車は京町家をイメージした半個室席に改造されました。
6300系は8両編成で京都線特急として活躍してきましたが、9300系への置き換えにより、2010年1月をもって京都線での運用を終了しました（2月末に引退記念運行を実施）。
その後トップナンバーの6350Fが6連化され、行楽期に梅田-嵐山間の臨時快速特急として運用されました。
2011年5月、「京とれいん」の本格運行が開始されたことにより、京都線での6300系の定期運用が復活しました（3-5月まで嵐山発着の臨時特急として運用）。
停車駅は、十三、淡路、桂、烏丸で、かつての特急（1997年までの停車駅は十三、大宮、烏丸）を思わせる高槻市、茨木市通過の列車となりました。
車内についても、1,2,5,6号車の4両は座席モケットの張替え等に留まり、全室転換クロスシート・窓部分のアルミ製鎧戸が残され、往年の特急に乗車する雰囲気を楽しむことが出来ました。
十三駅のホームドア設置に伴い、2019年1月より十三通過（運転停車は行う）となり、種別が「快速特急A」に変更されました。
2022年12月17日のダイヤ改正で運行が取り止めとなり、12月11日が最終運行となりました。
これにより、6300系の京都線での運行も見納めです（嵐山線用編成の桂車庫から正雀工場までの入出場回送を除く）。