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今回は大友克洋監督が総指揮を執った劇場版オムニバス作品「MEMORIES（メモリーズ）」の第2話「最臭兵器（Stink Bomb）」の解説です。
大友監督が原作・脚本・キャラクター原案を行い、当時若手で実力の高かった岡村天斎さんが監督とをした、ブラックでシニカルな要素も強いパニックコメディ作品！
大手製薬会社の研究員をする主人公が風邪をこじらせ、家にいても仕方ないと出社し、同僚から自社が開発中の風邪薬の事を聞かされ、所長の机に無防備に置かれたその薬を飲んでしまうと生物にとって脅威となる人間兵器に…(^^;
その事を知らない主人公は上司に緊急の依頼として、その機密な代物を東京の上司の元に持って行くことになり、悪気もなくただ職務を全うするため東京へと突き進む彼を止めるため、防衛庁に対策本部が作られ、陸・海・空の自衛隊から総攻撃が行われ、何としても彼を止めようと足掻く自衛隊と、無自覚に脅威を振りまきながら、とことん鈍感に何の危機感もなく迫ってくるコミカルでばかばかしいけど笑えるともいえる作品！
元々は「妖獣都市」などで世界的に知られる、川尻善昭監督が得意のハードボイルドテイストの物ではなく、コミカルな物をしてみたらという遊び心でオファーをしたようですが叶わず、岡村さんが監督にとなりましたが、彼にとっては初監督作品で演出などはTVシリーズ中心だったため勝手が違い、下ろされそうになったところ川尻監督が責任を持つとして、絵コンテの直しや様々なアドバイス、一部原画にも関り、間接的ではありますが、大友克洋監督×川尻善昭監督といった、世界的に知られる二つの才能が組み合わされたともいえる作品(*'ω'*)
とんでも系の作品ながらとてつもなく高い作画に、実在する兵器を高いレベルで描き、激しくダイナミックな攻撃を繰り広げるアクション性の高さ、世界的に有名な三宅純さんによる、この作品のテイストに合わせたこだわりの音楽など、シンプルで分かり易く、気楽に観れて笑える、オススメな作品ですΣ(･ω･ﾉ)ﾉ！
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00:00 オープニング
01:53 山梨から始まる激しくコミカルなパニックコメディ
04:33 あらすじ
09:33 怪獣映画を参考に
10:51 いろんなツッコミどころ…
13:45 普通の会社員に自衛隊からの総攻撃…
15:45 その内容からいろんな不遇さも…
16:40 作品を彩るコミカルなキャラ達
21:52 親子共演も！かなりレベルの高い声優陣
23:55 間接的だけど大友克洋×川尻善昭
25:17 凄腕が集まった制作陣
28:43 相当なこだわりの美術・メカニック・音楽