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0:00 (1)はじめに
0:22 (2)うつ症状はうつ病とは限らない
2:52 (3)うつ病診断の要点3つ
3:00 ①長く続く
3:51 ②幅広い症状
4:24 ③生活に強い影響
5:19(4)まとめ
落ち込みなどの「うつ状態」は多くの人が実感しますが、そのすべてがうつ病ではなく、適応障害などの場合もあります。うつ病では脳の不調を背景に症状の幅や期間が長く、日常生活への影響も強いことが特徴です。
「うつ病診断の要点3つ」について、精神科医が6分で説明しています。
出演:春日雄一郎(精神科医、医療法人社団Heart Station理事長)
こころ診療所吉祥寺駅前 kokoro-kichijoji.com
府中こころ診療所 fuchu-kokoro.com
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↓↓内容の詳細は下記になります。
(1)はじめに
今回は「うつ病診断の要点3つ」について見ていきます。落ち込みなどのうつ症状は多くの人が自覚するところですが、そのすべてがうつ病ではなく、別の原因のことも少なくありません。うつ病には特有のいくつかのポイントがあります。
(2)うつ症状はうつ病とは限らない
「うつ症状があってもうつ病とは限らない」のがポイントです。うつ病は落ち込みなどが続く脳の不調で、脳内物質「セロトニン」の不足が関係しています。治療には休養・薬物療法・精神療法が3本柱とされます。
うつ症状はストレスの反応であったり、さまざまな原因で生じることがあります。他の原因でうつ症状になることもあり、中には病的な意味がない場合もあります。
うつ病以外のうつ症状の原因の例としては、「適応障害」「気分変調症」「双極性障害」「器質性精神障害」などがあります。
(3)うつ病診断の要点3つ
①長く続く
診断基準では2週間以上とされ、ほぼ毎日持続します。休日などストレスから離れても症状が続くのが特徴です。治療にも時間がかかり、抗うつ薬が効くまでは2から4週間かかります。改善後も再発予防のため時間をかけて治療を続ける必要があります。
②幅広い症状
うつ病では落ち込みのほか、倦怠感や集中力低下など様々な症状が出ることがあります。診断基準DSM-5では、9つの症状のうち5つ以上の症状が発生していることが条件になっています。人によっては体の症状や行動の変化が目立つ場合もあります。
③生活に強い影響
うつ病では集中力も含めた脳の機能全般が低下し、様々な思考や行動が困難になります。仕事のみならず日常生活のレベルでも強く影響が出ることが少なくありません。入浴など基本的な日常動作も困難になる場合があります。掃除や片付け、洗濯といった日常のことも困難になり、対人交流や外出の困難から孤立や引きこもりの原因になることもあります。
(4)まとめ
うつ症状だけではうつ病とは限らず、他の病気の場合もあります。うつ病と診断するための要点は、「長く続く」「幅広い症状」「生活に強い影響」の3つです。
うつ病は徐々に進行しますが、進行するほど治療も困難になるため、できる範囲での早期発見・早期治療が望まれます。
こころ診療所グループ(医療法人社団Heart Station)
府中こころ診療所(東京都府中市宮西町1-1-3三和ビル2階、☎042-319-7887)
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【監修者】
医療法人社団Heart Station 理事長 府中こころ診療所院長 春日雄一郎
精神科医(精神保健指定医、日本精神神経学会精神科専門医)
2005年東京大学医学部卒業、NCNP病院、永寿会恩方病院等を経て、2014年に府中こころ診療所を開設、その後医療法人化し理事長に就任、2021年8月に分院「こころ診療所吉祥寺駅前」を開業。メンタルクリニックの現場で、心療内科・精神科の臨床に取り組み続けている。