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踏切ではない場所を住民らが横断するいわゆる「勝手踏切」。
その数1万7,000を数えることがわかった。
4月26日朝、神奈川県の湘南エリアを走る江ノ島電鉄の線路内で起きた事故。
小学3年生の女の子がごみ出しから帰る途中、線路上で電車にはねられた。
遮断機や警報機のない線路を横断していたとみられている。
この女の子のように、住民が踏切がない場所を日常的に横切る箇所を「勝手踏切」といい、全国で1万7,000カ所も存在することが国土交通省のまとめでわかった。
事故のあった江ノ電の稲村ヶ崎駅付近を取材した。
江ノ電の線路脇には、反対側へ渡るためだろうか、柵と柵の間にブロックを積んで階段のようにしていた。
ほかにも多くの「勝手踏切」が存在し、事故があった稲村ヶ崎駅周辺のわずか200メートルの範囲に、実に10カ所の「勝手踏切」とみられる箇所が確認できた。
そもそも、線路内に無断で入ることは違法であり、何よりも危険。
しかし、周辺の住民にとっては、やむにやまれない事情があるという。
周辺住民「(たまに線路渡ったりする?)しょっちゅうしています。立ち入りダメって言われても、生活しているから、買い物とか通勤で必ず渡る。裏が山なのでここしか抜けられない」
線路沿いに住む女性「ゴミ出しで使うから、(勝手踏切)使ってます。ちょうどここカーブになってるんで、ちょっと見づらい。ないと困る、遠回りしなきゃならないし、近いから渡る」
江ノ電周辺では、玄関の前に線路があったり、津波が起きた際の避難経路としても必要など、特有の事情も。
鉄道ジャーナリストの梅原淳さんによると、「勝手踏切」は危険であり、解消したいという国や鉄道事業者側の考えがある一方で、住民側は、生活の利便性もあり、通行路が塞がれることに反対する声もあるため、なかなか解消が進まないと指摘する。
この「勝手踏切」、解決策はあるのか鉄道ジャーナリストの梅原さんに話を伺った。
住民側と鉄道事業者、双方が納得するような落としどころは現実的にはないということだが、事故は起こっているため何らかの対策を打たなければならない。
理想としては、立体交差にすることだが、これは大変コストがかかる。
現実的には、柵などを作って危険を認識してもらうこと。
ほかにできることといえば、道の整備や歩道橋なども考えられるが、生活するうえで使っているということもあるため、柵などを使って、ここは渡ってはいけないという意識を喚起することがまず大事だという。
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