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睡眠薬は文字通り睡眠を助ける不眠症への薬ですが、うつ病などの悪化を防ぐ意味でも使われます。一方その重要性から、減薬への不安が出やすい薬でもあります。
ご質問「睡眠薬を減らしていくコツは?」について、精神科医が6分で回答しています。
出演:春日雄一郎(精神科医、医療法人社団Heart Station理事長)
こころ診療所吉祥寺駅前 kokoro-kichijoji.com
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【睡眠薬を減らしていくコツは?】
今回のご質問は「睡眠薬を減らしていくコツは?」というものです。答えとしては「寝ることを気負わない、他の方法と連動」という点が重要だと考えます。
睡眠薬の種類と特徴
睡眠薬は大きく3種類に分けられます。
1. 依存がないとされる睡眠薬(デエビゴなど)
2. ベンゾジアゼピン系睡眠薬(効果は安定して強いが、依存に注意が必要)
3. 補助薬(睡眠効果のある抗うつ薬や抗精神病薬など)
睡眠薬減薬の相談例
- 多量に使用しており、日中の眠気などの影響があるため減らしたい
- 減らすと寝れなくなり、精神不安定になった経験から減らす気になれない
- 調子を崩すリスクを考えると、なかなか減らせない
睡眠薬をうまく減らすコツ3つ
1. 徐々に減らしていく
2. 気負わない
3. 他の方法と組み合わせる
1. 徐々に減らす
- 急に減らすと睡眠が困難になるため、徐々に減らして影響を最小限に
- 体調のいい時に行い、他のストレス対策も併用しながら焦らず減薬
2. 気負わない
- 寝なければいけないと気負うと、プレッシャーになって緊張し眠れなくなる
- 「1日なら寝れなくても何とかなる」と思えると、逆説的に寝やすくなる
3. 他の方法と組み合わせる
- 睡眠薬を減らすだけでは寝るための要素が減るため、他の方法で補う
- 生活リズムの改善とリラックス
- 睡眠の改善(カフェイン・アルコール制限、寝室環境の整備、運動やストレッチの習慣化)
- 睡眠への考えや行動の調整(気負いを減らす、寝室と睡眠の条件付け、中途覚醒への対策)
まとめ
睡眠薬は精神科治療において重要だが、減らすことがためらわれる場合もある。基本は気負わずにゆっくり減らしていくこと。寝る前にリラックスを習慣化しながら、徐々に睡眠薬を減らす。生活リズムや睡眠環境、睡眠の考え方や行動の調整など、他の方法を組み合わせて補いながら減薬を図ることが大切である。
こころ診療所グループ(医療法人社団Heart Station)
府中こころ診療所(東京都府中市宮西町1-1-3三和ビル2階、☎042-319-7887)
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#睡眠薬 #減薬 #不眠症 #睡眠 #精神科医
【監修者】
医療法人社団Heart Station 理事長 府中こころ診療所院長 春日雄一郎
精神科医(精神保健指定医、日本精神神経学会精神科専門医)
2005年東京大学医学部卒業、NCNP病院、永寿会恩方病院等を経て、2014年に府中こころ診療所を開設、その後医療法人化し理事長に就任、2021年8月に分院「こころ診療所吉祥寺駅前」を開業。メンタルクリニックの現場で、心療内科・精神科の臨床に取り組み続けている。